2015年2月6日金曜日

トマ ピケティ 「21世紀の資本」

先日久しぶりに本屋で新刊を買いました。いつもは図書館を利用するのですが200人待ちだったのであきらめました。
今ちょうど著者のフランス人経済学者の方が来日しているようです。

まだ全然読み切っていないのですが・・・講義が放送されていたので概要は分かっています。

「99%」
何年か前にニューヨークでデモがありその中心に掲げられていたのが「99%」のプラカードでした。
掲げた人達は・・・「1%の富裕層達が富を牛耳って私たちは99%だ、この格差何とかしてくれー」っていう不満です。
その前後に小さく・・・富裕層の人たちが「私達から税金を取ってー」というデモも起こっています。
そういう珍しいデモがあったので覚えているのですが、、、その1%だ99%だという数字が出てきたのはこの本からの引用だったようです。

各国の所得と資産データから現在こんなことになっているよ。このままじゃ富める者はより裕福になり貧しい者は貧しいままでチャンスなどなくもっと増えていくよって事です。
今はビッグデータが扱えるようになり100年前からの記録などを使って紹介していきます。
その格差がアメリカで顕著に出ていてデモにつながりました。

本では、ある程度の格差は資本主義社会ではむしろ良いけど、ありすぎるとその根幹の一つの能力主義の実現もできなくなり立ち行かなくなる。
そこで富の分配がある程度実現できれば、少しは平等な世の中が作れる・・・といった事です。

で、先月オバマ大統領が富裕層への増税を発表しましたが、まさにこの本からの影響だと思います。


もしかしてノーベル経済学賞でもとるんじゃないかな?とも思っていますが、、、影響が大きければ批判もあるし無理かな?分かりやすいし。

そして日本に置き換えたり、自分の身の回りに置き換えたりすると、、、また色々思いが巡ります。
では、ゆっくり読みます。

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